お知らせ
中学コーラス部の長崎刑務所慰問演奏
2020年12月5日(土)中学コーラス部はキリスト教教誨師会からの依頼により、今年も長崎刑務所慰問演奏を行いました。
長崎刑務所所長よりお礼のお手紙と、参加者の方の感想をいただきましたので、ご紹介します。
『クリスマス会に参加して』
12月5日、長崎刑務所においてクリスマス会が開かれ、今回は私も参加させていただきました。初めは、工場の仲間が行くからと短絡的な気持ちでの参加でした。
そして当日、教誨師の方からのお言葉の後、ステージに登場したのは総勢20名にわたる長崎純心中学校合唱部の方たちでした。簡単な挨拶の後、彼女たちの初々しくもそれはとても美しい歌声がステージ上に響き渡り、私をはじめ、恐らくクリスマス会に参加した全受刑者がこの歌声に集中して聞き入っていたことだと思います。
新型コロナウイルスについては、長崎純心中学校合唱部の方々も例外なく影響を受けており、今年は合唱の場がなく、この度のステージが初めてという人もいて、彼女たちの緊張感が心地良く伝わってきていました。最後の2曲は来年卒業を迎える3年生5名による合唱が行われ、3年生らしく力強い歌声で久々のステージを心から楽しむかのような満面の笑顔による合唱に、私は魅了されてしまいました。文頭にも書いたように、最初はこのクリスマスの集いに参加した理由は浅はかな理由でしたが、今回のような会に参加できて、彼女たちの歌声を聞くことができたことは本当に良かったと思っています。
私には、今回合唱を披露してくれた彼女たちと同世代の娘がおり、今回の合唱はとても印象に残る物となりました。演劇部に入部している私の娘も、今回はコロナウイルスの影響で文化祭などが中止となり、発表する場が無かったと嘆いていたのを思い出し、今回の合唱を特別な思いで応援していました。最近はようやく少しずつですが人数を制限したコンサート、舞台やスポーツ観戦などが再開していますが、それでも以前のような娯楽はまだ戻って来ておらず、そして猛威を奮う新型コロナの第3波はまだまだ油断を許さない状況で恐怖しかありません。また以前のような生活が戻るには少し時間がかかるかも知れませんが皆で根気強く戦い続けましょう。
長崎純心中学校合唱部の皆さん、本当にありがとうございました。