女子力発信
2月の月訓は「犠牲」です。
2月の月訓は「犠牲」です。
本校生徒たちは、1月28日に「日本二十六聖人」についての神父様の講話を全校生徒で聴きました。また、朝礼時の聖歌では1月3週目に「空にとどくように」を、4週目には「殉教の血潮に」を、そして、2月1週目は「ルドビコ様」と殉教にちなんだものを取り入れています。
信仰のためにいのちをささげた殉教の愛に倣うことが純心聖母会会員の大事にしている生き方の一つです。学園の創立の当初から教育の現場にもそれが生きています。
キリシタン史を思い浮かべながら、信仰の自由がある現在、マルティレスになることを考えます。愛の証し人になることです。本物の愛には必ず痛みや苦しみが伴います。
初代校長シスター江角が次のような言葉を残しています。「苦しみのない人生は空っぽです。後から思い返したら、苦しみはすべて善に変わっているのよ。だから、すべてを感謝に変えていきなさいね。」
「犠」「牲」・・・「ささげる」生き方をしていきましょう。
先日、練成会に出かけ、帰ってきた生徒が挨拶に来て、こう話してくれました。「純心聖母会の納骨堂でお祈りをしました。私たちの今の土台はここにあって、このような多くの方々に支えられていることを感じました。」 1945年8月9日とその数日後を日付に眠っておられるシスターや志願生たちがたくさんおられます。そうです。学園にある慈悲の聖母(純女学徒隊の校墓)が園児・生徒たちをいつも見守ってくださっています。
2021.2.3